9月1日「映画」×3 (傷物語中編/シンゴジラ/君の名は。)

昨日は9月1日ということでファーストデイで安くなる日でしたね。

ということでたまにやる1日で映画を回すというのをやってみました。

今回は3つの映画を観たので、それぞれネタバレ回避しつつ書きたいと思います。

傷物語〈II熱血篇〉

実はずっと待ってたけど、前編(I 鉄血篇)は観に行ってない。
2007年ぐらいから待ってたけど、ずっっと放映されずにその間に自分は色々変化もありつつで*1…でも今回はいい機会だし行くかって行ってきた。

一言で言えば時の流れを感じるものだった。

技術面や作画面で2009年の化物語冒頭90秒の映像よりも遥かに変わっていた。

7年間でアニメにおける3Dの背景の標準ラインもぐっと上がったし、その間に<物語>シリーズも暦物語*2まで来てしまったのでシリーズ全体での変化もあった。

しかし、今回出した映像表現上での変化は2009年の一番最初の「化物語」を否定してるようにも感じて、進化というよりも過充電だったかなという気がした。

あと、3分割にする都合最低の上映時間にするためにちょっと伸ばす部分が多くて、元にあったテンポが失われてしまったのが残念。

しかしながら、変わってない部分もありそこは懐かしさもあった。

お互いあの頃の姿とは変わったのさという感想でした。(ざっくり)

 

シン・ゴジラ

オタクのこだわりを感じた作品だった。

大学時代にオタクにはなるなって教員が言ってたのをふと思い出した。

たぶん、オタクは作品を見るばかり言うばかりで自ら能動的に創作しない人を定義付けて言っているのだろうけど、これは見る言う人が随所で言って作られた作品なんだなって感じた。

他にもみてて凄いなーって思ったのは、観客を心理的に作品に引き込む装置が凄い。

最初のフェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー)風の部分とか最近の一般視聴者が普段してるような行動メインで作り上げててその時点で見てる人はぐぐっと何かに引っかかって作品に取り込まれていく。これが装置・トリガーである。

あとは固有名詞という装置。
人々が知ってる固有名詞があることでまた観てる人達の日常とレイヤー構造を重ねあわせ、現実の層の上にシンゴジラというレイヤーが位置のずれなく綺麗に乗っかる。

その重なったレイヤー構造を上から見ることによってシンゴジラで描かれなかった部分も綺麗に日常が補完してくれるって構造。

その重ねるときの装置として、固有名詞が位置情報を提供してれたのがとして大きく働いていたとも感じた。

あとはそのヒトツ上の追加レイヤーとしての「時間」という装置だ。

具体的に画面上に出すのではなく、物語の補助装置として、画面上の時計を全てちゃんと時間軸上に載せた時間を表示していた。
それをチラチラとちょっと存在感を出しつつ置いてあったので、確実に見てくれー見てくれ―ってしてたんだろうな…

見せるだけではなく無線の音声とかにも音として現在時刻の言葉を混ぜ込んでて、上手いなーってなった。

上の装置群によって「もしも」がリアルになり、観客はシンゴジラという作品にぐぐぐぐっと引きこまれたのだ。

 

そしてここからは個人的な話を混ぜつつ。共同で作るときに大体一番最初に切り捨てられるというか誰も0mmも気にしてない部分ってこだわりだとちょいちょいやって感じていて、それを持ち込もうとすると否定されるかまず聴いてもらえないというのがほとんどのパターンでした。

自分はだいたいもやもやってそれだけでもしてて、んーっていつも感じていたのですが、これは違うというか勇気がもらえて前向きになれました。

 

君の名は。

実は新海誠作品を初めてちゃんと観た。

シンゴジラも場所と時間の物語だとしたら、こっちも別の意味で場所と時間の物語である。

シンゴジラの時間表現にくぅーって言った後に観た作品だったから、大いに最初は作中人物と同じように騙されていた。*3

でも作中人物が騙されていた「時間」というものは本当にいい意味でずるいでしょ…ってなった。

あの世界でメタ的に真の「ムスビ」の神様である新海誠はずるいぞ…

でも最後の出会う所で・・・というか後半はずっと泣いてはまじめに見よって拭いての繰り返しでまともじゃなかった・・・てせも心が大きく動かせるのは作品を作る人の特権だなーって感じた。

あと田舎って良いもんですよ…(田舎が辛くて出てきたのに何言ってんだ)

 

あーネタバレ回避しつつ書くの難しいぃぃ・・・特にシンゴジラと君の名は。はもう何度か観ないと・・・でも今観たらまた打ちのめされて今度は再起不能になるから色々落ち着いたら観るぞ・・・

というか感想語る会がどこかであったら呼んで欲しい。

 

映画感想文というよりも心のうだうだした音でした。

*1:当日、一緒に観に行くかって約束してた人たちとは卒業を幾度か挟んで連絡を現在全く取らなくなってしまった…たぶんアニメも卒業してて誰も観てなさそう

*2:どこまで追いついたか忘れてしまった

*3:どっちも基本的に年を省いた表記だったのが、こっちではミスリードとして強く働いたと言いたかった

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